「理念・目的」と目標

1. 教育理念・目標など

 機器分析センターの使命は分析機器を駆使して、必要且つ良質の分析データを提供すると共に新しく創製される試料にも適用し得る最新の分析手法を開発・提供することにある。
 機器分析センターは全学共同利用施設であり、何時でも何処でも誰でも最良のデータを得ることが出来るセンター造りを目標とする。
 最近では、分析機器の高精度化、迅速化が進み、コンピューターによる自動測定が可能となっている。
 また、得られた結果を解析するソフトの開発進歩も目覚ましく、分析法の原理・解析法を知らずとも、必要な測定結果、解析結果を得ることができる。
 これは、教育的立場からみれば装置のブラックボックス化に他ならない。
便利さが進行する中で分析機器の基本・原理を充分理解し、良質のデータが取得できるよう教育並びに指導を行うことを当センター教育の基本理念とする。

2. 理念・目標達成・維持のための社会情勢に対応した新思向への取り組み状況

 機器のブラックボックス化を阻止するため、機器分析センターを利用する学生には装置操作員より、研究目的、分析目的、装置の原理、解析方法などについて適宜質問を行い、一定条件を満たさない者には分析を一時受け付けないなどの方法を講じることとした。
 これにより、学生の教育とともに装置操作員の研鑽にも繋がるものと期待している。
高額の最新鋭の分析機器も使いこなすことが出来なければ只の箱になってしまう。オペレイティング技術の優れた職員、学生の育成なくして、装置の性能を最大限引き出すことはできない。
 建物は竣工し、装置の集中化が図れたものの、「最少人員での高効率な装置の管理」は人材無くしては成り立たない。
 機器分析センターは学内共同利用施設であり、各学科の研究者が集う。
センターが領域の異なる研究者の橋渡し役となって、学問の進歩に資するとともに、学部の協力を得ながら、人材育成に努める。