センター長挨拶

機器分析センター長 中戸 晃之


 当センターは、「各種の高性能大型分析機器を共同利用することにより研究及び教育上の利便を図るとともに、分析技術の研究、開発を行う」ことを目的に1993年に設立され、広く学内外のユーザーのみなさまにご利用いただいてきました。
 しかし、昨今の地方国立大学を取り巻く状況により、機器の更新は5年近く行えていない一方で、導入以来30年近くが経過して老朽化あるいは技術的に陳腐化した装置や、部品供給が杜絶して広範な共同利用を中止せざるを得ない装置も多数存在します。また、採算性も求められるようになり、大学の技術インフラというセンターの基本的役割との両立が、課題となっています。センターとしても、このままでは先端研究を支える根幹の機能が毀損することを強く認識し、関係各所のご協力をいただきながら、少しでも状況を改善できるよう粘り強く取り組んでいく所存です。
 ユーザーのみなさまには、ご不便をおかけしている面もあることを心苦しく思いますが、まずは、センターの機器を積極的に活用していただければ幸いです。ユーザーフレンドリーな装置に関しては、自身で測定できるよう開放する方針を継続します。学外のみなさまにもお使いいただけますので、ご要望があればお気軽にご相談ください。みなさまのご利用により、装置の稼働率が上がり、インパクトのある研究成果が出ることが、センターそして本学の技術基盤の強化に繋がります。
 また、センターの職員は、分析技術の改良や新たな技術開発に日々取り組んでいます。今後は、これらの取り組み成果の発信を強化し、みなさまのご意見もいただきながら、センターの技術水準をさらに上げてゆきたいと考えています。
 機器分析センターでは、センター次長(大坪文隆准教授)が全般をカバーしながら、装置専任の職員5名と事務補佐員1名とによって運営しています。分析に際しては技術職員にぜひご相談ください。利用者と装置管理者との意思疎通により、技術的裏付けのある信頼性の高い分析データが得られるものと思います。なにとぞ、みなさまのご支援とご協力をお願い申し上げます。

2018年4月