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分析できること |
ガスの物理吸着量を測定することにより、BET表面積測定、吸着等温線作成による細孔分布および細孔容積などがわかります。ガスの科学吸着量を測定することにより、活性金属批評面積、金属分散率、平均結晶サイズ等がわかります。
オプションとして導入されている質量分析計により、脱離ガスの同定を行うことができるので、TPD曲線の作成も可能です。
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利用に必要な事項(試料のサイズや形状など) |
全表面積が1u程度の試料が必要です。高表面積試料の場合は0.1uでも可能です。
科学吸着水を除去するため、300℃程度で処理できることが望ましいです。
真空系内に粉末の混入が生じないよう、注意が必要です。
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利用の際に必要な物品 |
物理吸着:測定セル、液体窒素、フロッピーディスク。
科学吸着:吸着ガスが酸素以外であれば、ボンベ。
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困った試料 |
活性炭などの超微粉体(フェイルターの使用や、減圧の速度の低下などで装置内に飛散するのを防ぐ必要がある)
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迷惑な試料 |
全処理時や測定時に分解して、ガス流路を汚染し、また除去もむずかしいもの。(測定セル内で焼却し、タールを発生するもの)
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